2011年1月1日土曜日

コラージュの作り方

私の通っているコラージュ教室での作り方を紹介します。

素材を選ぶ

あらかじめ、一人ずつに箱が用意されていて、その箱には新聞や雑誌から切り抜いた写真、イラスト、文字が大量に入っています。
その箱の中の写真を一枚ずつ眺めて、なんとなく気になったものを選んでいきます。
「きれいだな」と思ったものや、「これ何だろう?」と気になるものなど、あまり考えずに、とにかく手に取りたくなった物を選びます。
選んだ枚数は数枚のときもあれば、百枚近くなることもあります。

素材を切り抜く

次に、ハサミやカッターで、選んだ写真を好きなように切り抜きます。
例えば、人物写真であれば、顔の輪郭にそって切ることもあるし、顔の中心で半分に切ることもあります。輪郭に関係なく、丸や星の形に切りぬくこともあります。
ここでも、あまり考えずに思いついたままに切っていきます。切らずに、そのまま使うこともあります。
私は、この切り抜く作業が好きなので、いつも時間をかけています。

画用紙を選ぶ

次に、台紙となる画用紙を選びます。数十色の画用紙があるので、好きな色を選びます。自分の選んだ素材に合う色にしたり、その日の気分で選んだりします。
大きさも、四つ切りサイズ、八つ切りサイズ、A4サイズなどいろいろあります。
四つ切りを2枚合わせて特大サイズで作ったり、画用紙を切って変形サイズにすることもあります。

素材を並べる

画用紙に素材を並べていきます。この写真は中央に置きたい、とか、右上に置くとすっきりする、これとこれは近くに置きたい、といった思いつきのままに並べていきます。
あまり作品を作るということを意識せずに、フィーリングで配置します。
選んだ素材をすべて並べるわけではなく、選んだけど結局使わなかった、という場合も多いです。
配置が決まったら、のり付けして完成です。

振り返りシートを書く

完成した作品を見て、タイトルを決めたり、感じたことを用紙にメモします。
できあがったコラージュをみていると、自分の今の心情が出ていたり、物語のシーンが浮かんできたりするので、思いついたことを書いていきます。
このブログで書いている【タイトル】、【自己像】、【時間】、【その他】などの項目が振り返りシートの内容です。
自己像とは、作品中の自分のような感じがする物で、人物だったり動物だったりと様々です。
時間とは、その作品が過去のシーンなのか、現在なのか、未来なのか、ということです。私の場合は、ほとんどが現在か未来です。


以上、簡単にコラージュの制作過程を紹介しました。
時間は休憩も入れて2時間半です。余裕を持って3~4枚も作れるときもあるし、1枚だけなのに時間が足らない場合もあります。
どの作業も、あまり考えずにフィーリングにまかせて行うのがポイントです。
作り終わると、スッキリしますよ。